中底  吉田商店さん

  • 2017.06.05 Monday
  • 20:45

靴には、中底と呼ばれるパーツがあります。

靴が立体であることを支える部分で、靴の心臓と言われ、

とても靴を形成する上で、その品質、形状が重要なパーツです。

このパーツにアッパーを釣り込んで形にしていくのです。

これは、「おおかみ」の中底です。

MABATAKI美雨の中底は、浅草にある「吉田商店」で作ってもらっています。

小さな町工場の職人の確かな腕で生まれるパーツなのです。

中は、刃型がずらりと年季を感じさせて並びます。

かれこれ40年。中底屋を続けて来られたそうです。

ご夫婦、お二人で営まれています。

工場からお二人で独立して始められたこと、

何百万円も不当たりをもらい、それでもなんとか耐えてきた時もあったこと、

奥様が病気になられて、回復して今があること 伺いました。

 

息子さんがいらっしゃることを、この前、始めて伺いました。

後を継がれるのですか?と質問したところ、

「こんな安定しない仕事は継がせられないよー笑

 息子には安定してほしいから。

 夫婦二人で、やれるところまでよるしかないなと思ってる。」

 

海外の安い中底も増え、中底職人さんたちも、吉田商店に限らず減る一方です。

見えない部分なので、安いものを使う選択を取る会社もありますが、

MABATAKI美雨の靴の中底は、全足、吉田商店のお二人の手で出来ています。

日本産のよさを商品を通して、皆様にお伝えできればと思っております。

 

こだわり職人が作る中底のスピリットも、

MABATAKI美雨の靴の中に宿っています。

 

靴工房ミネルバ

  • 2017.04.26 Wednesday
  • 00:13

MABATAKI美雨の靴たちは、靴工房ミネルバさんの協力があって出来ています。

少しずつ、このブログを通して日本の生産の状況をお伝えできればと思っています。

地域に根差した物作りを大切にしています。

 

師匠が営む靴工房ミネルバさんは、東京の端の千住に位置します。

一見、華やかなうちの靴たちは、

この古い木造の建物の2階で産声を上げます。

2階の入り口を入れば木型たちが積まれ、数多くの靴を作ってきたことを静かに物語ります。

海外の安い大量生産、ファストファションが台頭するこの時代、

職人さん達は、辞めていく方が多い中、なんとか細々と靴作りを続けて来られました。

 

雨の日は、雨漏りもしますが。

この2年で何百回と上り下りした急な階段。

日々、入り込んで職人さん達と一緒に汗を流し靴を作る時間はとても充実します。

 

 

師匠の仕事風景。

靴を作ることに人生を捧げる。

師匠を見るといつも思います。

正直、日本産は激減し、生計を立てるのが皆、大変なのです。

師匠も同じくで、60代後半にして、朝から夕方まで靴を作り、深夜は配達のアルバイトをして

家族を養われながら生活しています。

「配達の方が割りがいいんんだ」と話すので、「え!?、いつか配達をメインにされます!?」と言うと

「俺は靴が作りたいんだよ」とぶっきらぼうに返ってきます。

好きなことを仕事にするのは、覚悟が要ります。

うちも同じです。

時々、師匠は、疲れたように、

「こんなに多くの時間を働かないと回らないのは、俺の人生が負けてるからだなあ。」と

気を許してくれる自分には、こぼします。

師匠は、若かりし頃、日本一の靴と言われたのに騙されて会社を潰し

何度も立て直してこられたのです。

「好きなことをやり続けることは、たとえ、たいへんでも勝者だと思いますよ。」

といつも返します。

そんな仕事の姿勢は、時にくじけそうになる自分達をいつも励ましてくれます。

 

MABATAKI美雨の靴には、そんな生き方の想いが風合いになって残っています。

 

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